. 『花燃えて、亡霊の涙、天幕に堕ちる。』 at 国立代々木競技場 第二体育館


【日時・場所等情報】
2005年12月28日(水) 18:00開場 19:00開演
国立代々木競技場 第二体育館 4800円 アリーナ or スタンド
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というワケでかなり今更なライブレポです。
のんびりと年末年始をエンジョイしていたら思いのほか時間が経っていました。
いやぁびっくりびっくり。
まぁそんなわけで大分記憶が曖昧になってきているので間違ってたらすみませんと最初に謝っておきつつ、
28日代々木のレポ行ってみようかと思います。


とりあえず国立代々木競技場に着いて最初のショック事項。
こ・氷が…!氷がはっていやがりなさる…!!

大分ヒッキーをしていたせいか今冬初めて出会った氷だったので本当にショックでした。
さすがつい先日までスケートで賑わっていたトコロだけあります。
外までスケートリンク。
そんなサービスは全然いりません。
まぁ気になって足突っ込んだらスゴイ簡単に割れたので相当薄かったみたいですが。

そんなワケで相当寒かった28日。
こんな日に外でグッズを売っている物販の方はさぞかし大変なのだろうと思いつつ、
とりあえずいつものようにパンフだけ買って入場します。
まるでクラシックのコンサートに行っているかのようです。

国立代々木競技場は初めてだったので入った瞬間ちょっと驚きました。
本当ツアー名通り天幕が貼っているサーカスかなにかのテントのようです。(←雰囲気と丸さが
格好良いです。
とりあえずステージの裏手から入場しているような形なのでグルリと回って自分の席を探します。
(↑私の席はスタンドだったので)

人が2・3人横になったら一杯かな、というような細い通路をひたすらてくてく。
通路の外側にはずーっと布が張られていてなかなかどうして雰囲気が素敵です。
少々何故かガムテープ臭い気もしますが。
とりあえず半周くらい歩いてようやく自分の席につきました。
導線の悪さに今後の苦労が容易に思われましたが
しかし体育館ってこんなものなのかなと一応納得。
結構傾斜のきつい観覧席となっているので見晴らしは抜群です。
おお、ビバ。
背丈があまり無い自分にとってはとても嬉しい造りです。

段々と濃くなっていくスモーク。
あーいかにもライブ前って感じです。
スモークが濃くなりすぎてステージのスクリーンが激しく見えにくくなったので
一瞬ちょっと心配もしましたがそれもまた有りおりはべりいまそかり。
ちなみにスクリーンには変化しつづける数字の羅列とかが表示されていました。
始まるまで暇なので本を持っていっていたのですが、
そこで読むには少々恥ずかしい本だったのでとりあえずぼんやり始まるのを待ちます。
なんの為に持っていったのか、寂しくセルフツッコミ。
あ、決してイカガワシイ本ではありませんのでご安心ください。

ぼんやりぼんやりぼんやりしつつ、
しかしその一方で数字の羅列がどれくらいの周期でくり返されているのかを白目が血走るくらい本気で見ていたら照明が落ちました。

はい!やっとライブレポが始まります!!
(↑長い前説でした)


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とりあえず全体の流れは以下のような感じです。


「そしてパレードは続く」に乗せてメンバー入場
1.イロゴト
2.メランコリック
------------------------MC1
3.絶望の丘
4.星座づくり
5.讃美歌
------------------------MC2
6.名前のない花
7.水色ガールフレンド
------------------------MC3
8.「雪蛍」
9.懺悔は浴室で
10.バリア
------------------------第1部終了
映像「プラ日報」等を流す
------------------------第2部
11.サーカス
12.空中ブランコ
13.月の光をたよりに
------------------------MC4
14.うわのそら
15.ダンスマカブラ
------------------------MC5
16. Ghost
17. 怪物くん
18. ナショナルキッド
------------------------MC6
19. クリーム
20. 最終電車
------------------------------------第2部終了
【アンコール1】
21. ツメタイヒカリ
------------------------------------アンコール1終了
【アンコール2】
------------------------MC7
22. リセット
23. psycho garden
------------------------------------アンコール2終了
会場内に春ツアーの宣伝を流す
------------------------------------終了




全体の感想としては色々と魅せてくれる素敵なエンターテイメントという感じでした。
簡単に言ってしまえば『金かかってそ〜』というような感じですが、
とりあえず今までにないくらい格好良かったです。
いや、本当に。
DVDか何かにしてくれないかなーっていうかするんじゃないだろうかと思いながら見ていました。

まぁそんなワケで以下よりはその格好良さが1000分の1くらいは伝えられるようにもう少し細分化していきます。


〔MC1〕
年末ライブはこれで3回目ですねーって話と会いたかったよーみたいな話

しかし『メランコリック』の「降り出したのは雨」のくだりでバックに流れていた波紋の映像、
前にcell.ツアーか何かで見たような気がしたのは気のせいでしょうか…?


〔MC2〕
「スタッフさんが言っていましたがこの会場本当に寒いみたいです(笑)
 なので暖まるように寒い曲やります」(有村氏)


と言って(←多分)『名前のない花』をやったのですが、
サビとか入ると花柄のライトでなんだかとってもファンシーでした。
というかこのライブ、全体的に照明が綺麗でした。
やっぱり照明さんの良し悪しってあるんですねぇ。
もうここいら辺から私は照明さんの虜です。
(一回何かの曲でタイミング失敗したのかなと思ったところもありましたが、それもまた愛)


〔MC3〕
「あったまりましたか〜?まだですか?
 じゃあもっと寒い曲やります(笑)」(有村氏)
「遠方から来たひと手を挙げて。
 自分も千葉から上京してきているので(笑)
 東京の冬は天気予報(?)より寒く感じます」(有村氏)


ってな感じのことを言って『「雪蛍」』
ていうかすみません、下線部は聞き取れなったので想像で補完しました…。

『懺悔は浴室で』終了後、
「ずっとー、ずっとずっとずっとずっとずっと、はり続けていた『バリア』」(有村氏)

なんだかすっごい格好良い『バリア』でした。
いや、何がどうとか訊かれても困るのですが…。
こう、全体的に格好良かったんです。
「雪蛍」でも「想いがつまったように」というくだりの「つまったように」がVoだけになるとか、
なんだか本当にとっても格好良いです。惚れなおします。

そしてここで第一部が終了したらしいです。
ふと気づくとスクリーンでキャラ化したメンバーがコント(?)を繰り広げていました。

「そういえば竜太朗のあのスイッチって押すとどうなるんだろう…?」
と気になってしまったらしい包帯男氏。
しかし訊ねることも押すこともできず悶々としていると
通りすがった象が思いもよらずそのボタンを押してしまいました。

「!!」(包帯男氏)

と突然TV男氏の画面が砂嵐になり、
「プラ日報」という番組が始まってしまいました。

ってな感じで始まった「プラ日報」(実写)。
つくりは5・60年代あたりのTV番組という感じです。
セピアで縦線とゴミがたくさん入ってカクカク早送りのように動くといえば何となく想像つくでしょうか。
それに当時のTVナレーションのような独特な喋り口調のナレーションが入っている感じです。
バックミュージックも相当懐かしいというか古い選曲。
と言っても私に判ったのは「憧れのハワイ航路」と最後に流れた「お富さん」しかなかったのですが…。
ちなみにこの二曲で検索かけると嶋三喜夫氏のアルバムがひっかかるのですが、
果たしてそのCDから抜粋したのかそれともちゃんと岡氏と春日氏の音源を使ったのかもう少しちゃんと聴いておけば良かったと思う今日この頃です。

というかその「プラ日報」、
結構長かったので合ってるか自信ないのですが、内容(というか題名)は以下のような感じだったような感じです。
(なにぶん適当に携帯にメモった単語を繋ぎ合わせてレポ書いているので)

【第4126回 河川敷サミット】
【第62回 フォーク大会に向け猛特訓】
【3年期決起集会 臥薪嘗胆の猛特訓】
【営業出張中 秘湯発見される】
【噂の三部作 ついにクランクイン】
【スクープ! 樹脂木楽器隊メンバーチェンジか】
【決起集会協議会】
 すみません、細かい内容は書けそうで書けないので割愛します。
エンドロール (BGM『お富さん』)
そして寺山修司氏の言葉でシメ。(←どっこいなんて言葉だったかはすっからかんと忘れてしまいました<あらあら)


するとまたもやメンバーがキャラ化した映像に戻ります。
砂嵐を経て正常な画面に戻った、というか意識を取り戻したらしいTV男氏。
それを確認して安堵する包帯男氏。

「だ・大丈夫??!」(包帯男氏)
「大丈夫って何が?」(TV男氏)
「だって象がスイッチを押しちゃったら変になっちゃったから。」
と包帯男氏が言うとTV男氏が
「はぁ?! スイッチ?? 何言ってるの、ボクはTVじゃないんだからそんなものあるワケないじゃん。」

ガビーン!!(包帯男氏)

というオチでした(たしか)。

こういう身も蓋も無い書きかたをすると面白いものが一気につまらなくなるものです。
しかしまぁそれは仕方の無いことと諦めて以下より第二部が始まります。


-------【第二部】-------------------------------------------------------


上のような映像が終了後、舞台の上から舞台を隠すようにバサーっと白い幕が落下。
ちょっと左端が落ちきれずめくれあがっていますが、
しかしそれでも思わず「おおー」と感嘆の声をあげてしまった素敵な演出です。
本当にでかい布です。そのでかさに心底感動。
めくれあがったところがちゃんと落ちきると静かに『サーカス』が始まりました。

メンバー自体は一切見えず、見えるのは白い幕に映し出されるメンバーのシルエットだけという演出。
な・なんだこの素敵すぎる演出!!
と叫びたい衝動に駆られましたがどうにか自制。
当たり前ですが映し出される布から一番遠いササブチ氏が一番BIGなシルエット。
なんだかそれだけでも稀有な気がして私の気はそぞろです。
それも曲に合わせてメンバーを映し出す照明が変化するのでなんだかとってもグッジョブ。
多分もりあがるところで布が落ちるんだろうなぁと思いつつ見ていると案の定ゼリーのジョウ、
「灯りがつきだして〜」のくだりで布が大落下。
格好Eー!!
私的に豪奢な舞台装置や演出を見ると無意味にはしゃいでしまう人間なので大喜びです。
そりゃもう毎年小林さんちの幸っちゃんの衣装をチェックするためだけに紅白を見る人間ですから。
気づけば両手の親指があがって湯浅先生のポーズをとってしまっていたくらいに大興奮しました。

そして『サーカス』の次は『空中ブランコ』。
サーカス繋がりですね。
というかCDで聴いた時なんとなくベース音が格好良い曲だなぁと思っていたのですが、
それもさることながら出だしのササブチ氏の格好よさに驚愕です。
なんだ?! 今日はササブチ氏デー??!
心底惚れ直しました。

そんな格好良い『空中ブランコ』だったのですが、
なんとこの曲の時、バックに二人もダンサーがいるという豪華仕様でもありました。
舞台左に全身タイツ・右端にサンバのような衣装を身に着けた女性が一人ずつ、
ゆっくりと、たまに機敏にクネクネと踊っていました。
あまり明るくない照明のため目立たないものの、目を惹いて仕方の無い全身タイツ系の女性。
そのクネリ具合になんとなく動きの遅いレゲヱダンスを思い出します。
たまに曲に合わせてピッと素早く動くのでその度ドキドキして目が離せません。
なんとも素敵なダンサーさん達でした。

しかしその時バックのスクリーンに流れていた映像はPVか何かだったのでしょうか。
まだ一度も『空中ブランコ』のPVを見たことのない私には判りませんでした。


〔MC4〕
「これで3年目ですね、年末ライブ。
 前のライブから大分時間が経ちましたがプラスティックな禁断症状とか出たんじゃないですか?(笑)」(長谷川氏)
「あったまってきましたか?
 またまたあったまって踊り狂って、暴れ狂って、よがり狂って
 はじけちゃってください『うわのそら』」(有村氏)


ああ、やばい。
もう相当記憶がI MY ME MINEです。
多分かなり間違ってるんでソコんとこよろしくお願いします。


〔MC5〕
「楽しんでる?代々木!原宿!! 代々木!? 原宿?! …代々木!!(笑)
 次の曲の説明を微笑みの貴公子、日本五天王 ナカ様からしてもらいたいと思います。」(有村氏)
「4人がわからねぇナカヤマでございます(笑)
 次はこの体育館の丸い形をイメージした純白な歌、
 純白なアリーナを血に染めんと日々頑張っている曲です。」(ナカヤマ氏)


と言いつつ何を言っているかよく解からなくなってきたらしいナカヤマ氏。

「ロックは勢いでいけてるから!!」(ナカヤマ氏)


ってな感じで『Ghost』。
バックのスクリーンではPVが流れてました。
というかやっぱり『Ghost』はライブの方が格好良いなぁと思われます。
私的にあまりライブ音源とかは好みではないのですが、
コレと某布施氏の「君はROSEより美しい」だけはライブ音源で欲しくて仕方ありません。


〔MC6〕
「やっぱりライブがないと駄目です。まだまだ遊んでください!」(有村氏)

ってんで『クリーム』→『最終電車』。
最終電車のバックでスクリーンに歌詞が映し出されていたんですが、
それが思いのほか歌とピッタリで流れ終わったのでその映像を作った人も演奏しているプラも流石だなぁと素直に感心しました。
そんでもってメンバーの名前をローマ字表記して均等割付すると意外とキレイに並ぶという事実にも感心。

  確かこんな感じ↓
たしかこんなの

これならちょっと手直しすればすぐにもっとキレイに並びなおせますよ。
素晴らしいです。

まぁそんなワケで最終電車でエンドロールのようなものが流れて本編は終了しました。(21:21)



-------【アンコール1】(21:25〜)-------------------------------------------------------

ふと気づいたら静かーに舞台に戻ってきていたメンバー。
『ツメタイヒカリ』を歌って静かーに去っていきました。

本当に何事かと思ってしまったアンコールでした。(21:31)



-------【アンコール2】(21:35〜)-------------------------------------------------------

Tシャツで再登場のメンバー。

「毎度毎度ありがとう〜、ヴォーカルがいませんが」(ナカヤマ氏)
「俺はいる!アンコールありがとう!!
 しかしなんというかあっという間ですね。」(有村氏)
「あっという間だったか?まぁ28日まではあっという間だったけど(笑)
 ギタリストだということを再認識しました。涙出てきそ。
 今年色々あったけどみんなありがとう!」(ナカヤマ氏)
「プラスティックトゥリーのロックってヤツをみんなにぶつけて帰ろう!」(長谷川氏)
「転がしのロックンロール(笑)
 密入国太鼓男さんからもヒトコト」(有村氏)
「どうも、密入国太鼓男です(←カミカミで)
 みんな大丈夫?!いや、マジ大丈夫??! もう帰ろう!(笑)」(ササブチ氏)

そんで有村氏より連動企画ポケメロJOYのプレゼントに関してのお知らせ。

「JOYで今このメンバーの着ているTシャツをプレゼントするそうです。」(有村氏)
「体臭にまみれた(笑)」(ササブチ氏…だったかな…?)
「フェロモンにイカレポンキッキになっちゃってください。
 というか応募してください。あんまり少ないようだと自分たち4人で応募します(笑)
 おねがいします!!(礼)」(有村氏)

で『リセット』
そんで

「僕らのお庭へようこそ!サイコガーデン」(有村氏)

有村氏が下へ降りてきたりと大盛り上がりのまま終了。

「ありがとう!!
 来年も、再来年も一緒にいてください!!」(有村氏)

(21:55)






会場が帰りムードになると舞台バックのスクリーンで春ツアーの宣伝が流れました。
一瞬HEAVEN'S ROCKってドコだよと思いましたがそういやVOGUEが名前変わったんでしたっけね。
ラストはAXかーと思いつつ、多分行けたらHEAVEN'S ROCKかAXに行くんだろうなぁとおぼろげに思いました。
あー…また値段上がるのかなぁ。
とりあえず貧乏人の自分にはコレが一番の心配事項でした。(←うわぁ


ちなみに入った瞬間に感じた憂慮はやはり現実になりました。
細い通路に人が詰まって外へ出られませんから。
こんなに悪い導線って、ここ普段何に使っているんだろうかとちょっと疑問。
スケートは第一体育館でしたしね。
ってそういえばどっかのニュース番組で
「男子フィギュアトリノ出場は二枚目か三枚目か!?」って言ってたんですが、
今更ながらそれって酷い話ですねと再認識。


とりあえず、
やっと出た外はバカみたいに寒かったです。
でもたかだか華氏32度以下ってことじゃあないかと思ったら少しは寒さが軽減したような気がしました。


気のせいでした。





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←文字








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